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関東・関西とも30%超!元金融検査官から見た『半沢直樹』へのちょっと無粋な感想

1日に放送された、俳優・堺雅人主演のTBS系ドラマ「半沢直樹」(日曜、後9・00)の平均視聴率が関東地区で30・0%を記録したことが2日、ビデオリサーチの調べで分かりました。

1日放送の「半沢‐」(第7話)は、型破りな東京中央銀行本部・営業第二部次長の半沢直樹(堺)と、同行に「金融庁検査」に入ったオネエキャラの金融庁エリート検査官(片岡愛之助)が全面対決。

瞬間最高は、関東34・5%、関西35・9%で、いずれも最終盤の午後9時52分に記録。120億円の損失が発生した融資先の伊勢島ホテルの経営再建を巡り、半沢が“ラスボス”の上司・大和田常務(香川照之)に期間猶予を求めて土下座し、次回予告に切り替わった場面でした。

ところで、昨夜の第7話は”金融検査”ということでしたが
元金融検査官はこのドラマをどう見ているのか、気になるところですね。

↓半沢直樹シリーズ第三作
ロスジェネの逆襲/池井戸潤

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主演の堺雅人は好きな俳優だ。いつも微笑んでいるような独特の顔つきだが、ドラマではすごみも演じている。ネット上のプロフィールでは「高校時代、演劇部に所属。運動が得意ではないのと、顧問と先輩が威張っていないのが入部の決め手であった。当時は通産省で官僚になるのが夢だった。数学が苦手で国立大学はすべて落ち、早稲田大学第一文学部に入学」と書かれていた。そういえば、同じTBSの『官僚たちの夏』にも出演していた。

ところで、ドラマ『半沢直樹』では主人公が務める東京中央銀行へ金融庁による金融検査が行われる。筆者の金融検査の経験は20年ほど前なので、今とは違っているかもしれないが、基本的なところは現役に聞いてもあまり変わっていないようだ。

●実際にも派閥抗争からの「タレコミ」はあった

ドラマで、片岡愛之助が演じるオカマの金融検査官、黒崎が問題融資を金融検査初日からズバリ言っているが、こうしたことはよくある。金融検査に入る前に、十分な内定調査をして、目玉融資案件を絞るのは、金融検査では当然だ。筆者が金融検査官時代、ある金融検査では某ホテル融資が問題だったので、一般客としてそのホテルに宿泊していろいろなデータを入手しておいた。また、リゾート融資が問題になったときには、離島まで調査にいった。

銀行にとって金融検査は最も嫌うものである。銀行員から見れば、金融検査官は憎き対象だ。片岡愛之助の演技はその一面をよく醸し出している。書類を放り出すのも、あまりないが聞いたことはある。

そして、金融検査の貸出金分類において、貸出金がどのように金融検査官から分類されるかが銀行にとって極めて重要な問題であるのも、ドラマのとおりだ。筆者は、過去の統計データや貸出先のバランスシートから合理的に引当金を算出した(前掲の本を参照)が、金融検査官の中には、独特のカンで貸出金分類を行っている人も少なくなかった。貸出金分類は一種独特な職人芸みたいな点は否定できない。

ドラマでもあったが、金融検査にあたり、銀行関係者からのタレコミも重要な情報である。問題融資にはタレコミが多い。筆者の経験では、頭取の情実融資に関するタレコミもあった。その背景には銀行の内部抗争があるのは確実だが、真偽のほどは明らかでないので、頭取の親戚が経営する会社も事前に極秘で調べておいた。

とはいえドラマなのでデフォルメをしているとだと思うが、ちょっとリアリティに欠ける部分もあった。こんなことをいうのは無粋だろうが。

●伊勢島ホテルの引当金はいくらが妥当か

ドラマでは、銀行の本店・支店に同時刻に一斉に多数の金融検査官が検査に入ったが、これはちょっと考えにくい。それほど多数の検査官を動員するのは大変なので、銀行の金融検査期間中に、支店を順次検査するのが普通だろう。このほうが、金融検査を平準化できるので、検査が効率的になる。

また、ドラマで、金融検査中に銀行から聞き取り調査があり、大勢の銀行員と金融検査官が大きな会議室に集まり、銀行員が説明するというのもちょっと考えにくい。金融検査官による貸出金の分類は、銀行から各貸出金に関する資料(ラインシートという)を提出してもらって、それを各金融検査官に割り振り、各金融検査官がラインシートを一件ずつ審査して行うのが基本だ。筆者は1日に百件近くも処理したこともあったが、大型案件では1件だけで1週間近くも時間をかけたこともあった。

それに、ドラマでは、伊勢島ホテルの件で、伊勢島ホテルが120億円の株式運用を失敗したので、伊勢島ホテルに融資していた東京中央銀行に対して1500億円の引当金が必要というというのもちょっとありえない。

引当金残高というのは、銀行のバランスシートの負債項目で、資産にある融資に対する損失見込額になる。その引当金残高を積みますために、当期に損失処理するのが引当金になる。ドラマでは、200億円の融資をしているが、せいぜいそのうちの120億円が返済不能になっているくらいのはずなので、必要な引当金は高々120億円だ。その前までに累積損失が大きければ別だが、ドラマの中でのプレゼン資料ではそうなっていない。

筆者は金融検査官時代、2000億円程度の引当金の案件をやったことがあるが、それは株式運用損失120億円なんて生やさしいものではなかった。ありとあらゆる乱脈融資で、本当に貸付金の2000億円がパーになったものだ。

もちろん、ドラマの楽しさは、こんな細かなところではない。日曜日の夜9時から、こんな面白いドラマがあると、筆者のように月曜日掲載の書き物がある者にとっては、原稿書きの時間がなくなる。まったく罪作りなものだ。
(ゲンダイビジネスより引用)

アベノミクスで日本経済大躍進がやってくる/高橋洋一

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う〜ん、元金融検査官である高橋 洋一氏の解説だけに、リアルな話が面白いですね。

にくったらしいほど、自信満々の半沢も今回ばかりは窮地に陥っています。
さて、どう逆転してみせるのか、次回も高視聴率を稼ぎそうですね。

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