『Woman』好演で話題、満島ひかりは”文章力”も凄すぎる!
2013年08月20日 17:54
| 女性芸能人
この夏スタートしたドラマが中盤戦を迎えるなか、平均視聴率13%を打ち出し、話題を呼んでいるのが日本テレビ系で放送中の『Woman』。
「不幸すぎて観ていられない」という意見も多いようですが、それでも視聴者を惹きつけてしまうのは、主人公を演じる満島ひかりの存在感でしょう。
演技力への評判が高まる一方の満島ですが、じつは文章も独特の世界があって、魅力的。
そこで今回は、満島が寄稿している『ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ』から、彼女の“文章力”を紹介したいと思います。

風の谷のナウシカ/スタジオジブリ/文春文庫
(関連商品)
寄稿文のタイトルは、「遅く起きた頭のがんがんする朝に」。ナウシカとどのようにつながるのかが見えない不思議な題名だが、まずは満島とナウシカの出会いを取り上げよう。
満島がナウシカを最初に観たのは、子どものころ。そして「成人する前くらいに、漫画のボックスを買って読んだ」のだという。「あまりにも心ひかれて、たくさんの人に勧めて貸したら返ってこなくなったので、また買った」というほどだから、相当ハマッたことが伺える。
満島がひかれたのは、ナウシカがメーヴェで空を飛ぶ姿。映画版も漫画版も同じく、「苦しみや、悲しみとかが浄化される」ほど美しいのだという。満島は、ナウシカが空を飛ぶ姿の感動を、このように表現する。
「たとえば、雨が降った次の日の早朝、窓を開けて息を吸うと、新鮮な空気がからだにスゥーっと深く入って通り抜けてゆく。あの感じに似ている。空は清らかでうすい青。速さもいいな。風に乗るナウシカは、まっすぐな若いエネルギーに満ち溢れていて、まあるくて大きいのに、刹那。自由でいてバランスのとれたあの速さをとても羨ましく思う」
ナウシカを観たことがある人なら「ああ、そんな感じ!」と共感してしまう、空を疾走する場面のあの快楽がよく伝わってくる文章ではないだろうか。
ただ、漫画で登場するナウシカの「こんなに世界は美しいのに」という言葉には、「悲劇のヒロイン的な、ちょっとしたナルシズムを感じ」、すなおに受け取れなかったという。でもそれがあるから「彼女に私たちと同じ人間らしさを、弱さを、不自由を感じられる場面」でもあったようで、同時にうれしさも感じたという。なかなか複雑な“読み”だが、そんな自分を「ひねくれた読者でしょうか」と少し自嘲しているあたりにも、満島らしさがあるのかもしれない。
ヒロインに共感するだけでなく、その心情を自分に引き寄せて考える。これは女優ならではの習性なのかもしれないが、寄稿文のタイトルの謎も、じつはここからきている。満島は、こんなときにナウシカのことを思うのだという。
「誰かとどうでもいいことで喧嘩して酷いコトバを使ってしまった時に、うっかり飲み過ぎて遅く起きた朝に、彼女たちにもそんな一面はあるだろうかなんて考えたりもする。ないかな」
この文章のあと、物語の、しかも伝説の人と比較する自分を「よくない」とたしなめる満島。だが、“こんなふうに反省することも悪くない”とも綴っている。想像することを愉しむ、そんな満島の素顔と感受性がよく伝わってくる一文だ。
最後には、「携帯電話よりも蟲笛や狼煙弾の方がいい。高層ビルよりも森や畑がいい。原子力発電よりも風力発電がいい。そこで働いている人の事を考えれば、不便でもそっちの方がいい」と締めくくっている。
(ダ・ヴィンチ電子ナビより引用)

満島ひかり/キラリラ・ティーン(DVD)
(関連商品)
10代の後半には、ナウシカやジャンヌ・ダルクのような“聡明で強くたくましいヒロイン”を演じてみたいと思っていたことも告白している彼女。
ぜひ、そんな役柄の満島も観てみたいものですね。
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「不幸すぎて観ていられない」という意見も多いようですが、それでも視聴者を惹きつけてしまうのは、主人公を演じる満島ひかりの存在感でしょう。
演技力への評判が高まる一方の満島ですが、じつは文章も独特の世界があって、魅力的。
そこで今回は、満島が寄稿している『ジブリの教科書1 風の谷のナウシカ』から、彼女の“文章力”を紹介したいと思います。
風の谷のナウシカ/スタジオジブリ/文春文庫
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寄稿文のタイトルは、「遅く起きた頭のがんがんする朝に」。ナウシカとどのようにつながるのかが見えない不思議な題名だが、まずは満島とナウシカの出会いを取り上げよう。
満島がナウシカを最初に観たのは、子どものころ。そして「成人する前くらいに、漫画のボックスを買って読んだ」のだという。「あまりにも心ひかれて、たくさんの人に勧めて貸したら返ってこなくなったので、また買った」というほどだから、相当ハマッたことが伺える。
満島がひかれたのは、ナウシカがメーヴェで空を飛ぶ姿。映画版も漫画版も同じく、「苦しみや、悲しみとかが浄化される」ほど美しいのだという。満島は、ナウシカが空を飛ぶ姿の感動を、このように表現する。
「たとえば、雨が降った次の日の早朝、窓を開けて息を吸うと、新鮮な空気がからだにスゥーっと深く入って通り抜けてゆく。あの感じに似ている。空は清らかでうすい青。速さもいいな。風に乗るナウシカは、まっすぐな若いエネルギーに満ち溢れていて、まあるくて大きいのに、刹那。自由でいてバランスのとれたあの速さをとても羨ましく思う」
ナウシカを観たことがある人なら「ああ、そんな感じ!」と共感してしまう、空を疾走する場面のあの快楽がよく伝わってくる文章ではないだろうか。
ただ、漫画で登場するナウシカの「こんなに世界は美しいのに」という言葉には、「悲劇のヒロイン的な、ちょっとしたナルシズムを感じ」、すなおに受け取れなかったという。でもそれがあるから「彼女に私たちと同じ人間らしさを、弱さを、不自由を感じられる場面」でもあったようで、同時にうれしさも感じたという。なかなか複雑な“読み”だが、そんな自分を「ひねくれた読者でしょうか」と少し自嘲しているあたりにも、満島らしさがあるのかもしれない。
ヒロインに共感するだけでなく、その心情を自分に引き寄せて考える。これは女優ならではの習性なのかもしれないが、寄稿文のタイトルの謎も、じつはここからきている。満島は、こんなときにナウシカのことを思うのだという。
「誰かとどうでもいいことで喧嘩して酷いコトバを使ってしまった時に、うっかり飲み過ぎて遅く起きた朝に、彼女たちにもそんな一面はあるだろうかなんて考えたりもする。ないかな」
この文章のあと、物語の、しかも伝説の人と比較する自分を「よくない」とたしなめる満島。だが、“こんなふうに反省することも悪くない”とも綴っている。想像することを愉しむ、そんな満島の素顔と感受性がよく伝わってくる一文だ。
最後には、「携帯電話よりも蟲笛や狼煙弾の方がいい。高層ビルよりも森や畑がいい。原子力発電よりも風力発電がいい。そこで働いている人の事を考えれば、不便でもそっちの方がいい」と締めくくっている。
(ダ・ヴィンチ電子ナビより引用)
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10代の後半には、ナウシカやジャンヌ・ダルクのような“聡明で強くたくましいヒロイン”を演じてみたいと思っていたことも告白している彼女。
ぜひ、そんな役柄の満島も観てみたいものですね。
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