水谷豊主演の“ゴリ押し”映画「王妃の館」にテレビ朝日が戦々恐々なワケ。

2015年03月07日 12:25 | 映画・舞台

来月25日に、水谷豊さん（62）が主演する映画「王妃の館」が公開されますが、出資しているテレビ朝日が戦々恐々としているというのです。

直木賞作家・浅田次郎氏の原作だけにヒットへの期待が高まりそうですが、テレ朝局内の空気はビミョ～。

企画からキャスティングまで水谷さんのゴリ押しと言われているだけに「2012年のあの映画の二の舞いになるのでは」というのですが、どういうことなんでしょうか。

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（以下引用）
テレ朝のヒットドラマ“相棒シリーズ”では杉下右京を演じる水谷が、今回の映画では主人公の天才小説家・北白川右京役だ。同じ右京だが、映画はシチュエーション・コメディー。ひときわ個性が強いキャラクターを演じる。

浅田氏原作の映画といえば「鉄道員（ぽっぽや）」や「地下鉄（メトロ）に乗って」など大ヒット作も多い。しかも、主役が水谷だ。現在、「season13」が放送されている「相棒」は今クールも20％に迫る高視聴率をたたき出している。

「王妃の館」も公開前からヒットの予感を漂わせていると思いきや、どうも内情はそうでもないという。

「今回の製作委員会にはテレ朝も入っていて、出資しているんですが、局内では悲観的な空気が漂っている。それもこれも、今回の映画の話は水谷さんサイドが企画を持ち込んでいることにあるんです。

『相棒』を人質に取られているテレ朝側がカネは出したからといって、口出しできるワケもなく、当然、キャスティングなども含め、まさに『相棒』と同様、水谷さんの“天皇”ぶりを発揮された独壇場。これが３年前を思い起こさせる」（テレ朝関係者）。この３年前、2012年というのが、水谷主演の映画「HOME　愛しの座敷わらし」が公開された年だ。

「これも原作があり、同じように水谷さんのゴリ押し企画。テレ朝としても出資せざるを得なかった。当然、水谷主演で映画化されたはいいが、大赤字。それでも、『相棒』のヒットがあったため、何も言えない状況だった。
今回も水谷さんのゴリ押し感で、“二の舞いになりそうな雰囲気がする”と、当時を知る人たちの間でささやかれています。いまは、ご機嫌を損ねないように必要以上に番宣を打って、水谷さんにアピールしていくそうです」（同関係者）

新作「王妃の館」では作家の北白川右京が中心に物語は進むが、原作では北白川が絶対的な主人公というわけではない。北白川を含むツアー旅行者と添乗員がそれぞれの物語を繰り広げていくもの。そこを“右京”という名前だけで、相棒同様に主人公に仕立て上げた感は否めない。

もちろん映画と原作は違って当然との見方もあるが、ヒットした「鉄道員」や「地下鉄――」は原作に忠実だった。当然、原作が好きで映画館に足を運ぼうとしているファンからは「世界観をぶち壊しはしないか？」と不安の声も聞かれるところ。
（東スポより引用）