蘇る“自虐ネタ”ピン芸人・ヒロシのカレンダーがヒット。

2015年12月04日 17:04 | お笑い芸人

ホスト風の出で立ちで登場し、出身地の熊本弁を混ぜながら、最後にうつむいて「ヒロシです……」というオチ。

“自虐ネタ”で一世を風靡したものの、一発屋芸人と思われていたピン芸人・ヒロシさん（43）が、ここにきて意外な形で息を吹き返しています。

自身の日めくりカレンダー『まいにち、ネガティブ。』を9月から販売していたのですが、ジワジワ伸びてきているというのです。

【ヒロシの日めくり】まいにち、ネガティブ。──前向きじゃなくても生きていける ([実用品])

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(以下引用)
「ネット告知中心でしたが、口コミが拡大し、すでに5万部を超えている。年内にも10万部に届きそうな勢いで、日めくりカレンダーブームに拍車をかける存在になっている」（情報誌記者）

〈消えそうな芸人ランキングからも消えました　ヒロシです〉と表紙に書かれたこのカレンダーは〈ピンチはピンチでしかない〉〈久しぶりの友だちからの電話は……疑え！〉〈モテない人は、やせてもモテない〉などと、ネガティブな言葉が日ごとに掲載されている。

この人気の背景にあるのが松岡修造の存在だという。

「松岡が昨年出した『まいにち、修造！』が100万部を超えるヒットで話題になった。今年も第2弾『ほめくり、修造！』が発売されました。松岡のポジティブな“人生の応援歌”は元気になれますが、正直、疲れもします（笑）。

一方、その“アンチテーゼ”として登場したのがヒロシのカレンダー。徹底したネガティブですが、実に的を射ていて、『なぜか癒される』と評判です」（出版関係者）
（週刊文春より引用）

ヒロシです。華も嵐ものり越えて

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ヒロシさんが一線で活躍したのは10年ほど前のこと。「芸はワンパターンでも爆発的な人気で、『月収が4000万円の時もあった』とテレビで告白しています。でも、あっという間に消え、低迷期は収入ゼロだったこともあったそうです。

テレビを諦めたかのように、今年6月に都内でカフェ＆カラオケ喫茶をオープンさせて、ネタを披露していたところでのカレンダーのヒットでした。

ブームに乗って、11月末には映画のイベントに久々の登場。「メディアの皆さま、生きておりました。ヒロシです」と笑いを誘っていたとか。

松岡さんが〈苦しい時ほど、笑ってごらん〉なら、ヒロシさんは〈「苦しいときほど笑え！」笑えるくらいなら、とっくに笑っています〉。さて、あなたはどちらに共感しますか？